原田琺瑯製作所
2015.04.01 | リノベーション |
どことなくレトロな佇まいが魅力の琺瑯。
耐久性高く、環境ホルモンを出さないことで、環境と人に優しい素材としても注目されている琺瑯。
新年度の始まりの今日は、コチラを手掛けた福岡の琺瑯のお店です。
福岡市東区にある原田琺瑯製作所 のルーツは、
毎年陶器市の開催で有名な陶磁器産地の有田町。
有田焼特有の色付けされた製品にインスパイアされ、
1951年にその有田町出身の故原田正(お父様)が起業されました。
冒頭の大塚製薬の看板等の数々の名作を世に送り出し、
殺菌効果があり、臭い移りが無く、熱が伝わり易い特徴から、
琺瑯といえば食器や調理器具が有名です。
そのルーツは、古代エジプトツタンカーメンの
黄金マスクと言われてます。
鉄という金属に釉薬というセラミックを焼き付けたもの。
※釉薬・・・自然界に存在する鉱石からしか色付け出来ない。
例えば青の原料コバルトは現在アフリカでのみ採取可能な貴重な物。
多くの作業行程ときめ細かい行程管理を要し、
熟練ノウハウが欠かせない琺瑯づくり。
難しいのは顔料のパーセンテージで決まる色の出し方と、
750℃で焼き付けるという温度コントロール。
大量生産が当たり前のこの世の中。
職人のもの造りへのこだわりから生まれるひと味違った作品、
原田琺瑯のもの造りに対する姿勢や、自然界の鉱石での色付け、
環境と人に優しいという部分に深く共感。
ふくろう不動産販売のシェアオフィスterasu入口看板も、原田琺瑯で作成いただきました。
私たちふくろうも看板に負けないように、
今年度も、環境と人に優しい家造りに励んでいきます。