自然素材の良いところ【 珪藻土って何?①】
2020.07.02 | つくらし 室内空気 自然素材について |
今日は、つくらしの壁や天井に塗る素材として選んでいる、
100%自然由来の「珪藻土」のことを書きたいと思います。
そもそも、珪藻土って何でしょう?
”珪藻という植物プランクトンが、海底や海底に800万年〜1000万年沈積し、
プランクトンのガラス質の殻の「珪酸」部分だけが化石として残った推積土”
ということです。
(← 堆積土のイメージ:WIKIさんからお借りしました。)
黒い画像は「珪藻」さん達のスケッチだそうです~。(wikiさんからお借りしました)
美しいですね。。 気持ち悪いですかね?(笑)
人間は、こうした無数の微生物の恩恵を受けているのですね。
人の体も、無数の微生物がそれぞれ働いてくれているので、うまく機能しています。
「珪藻」の世界もすごく興味ある~!
という方は、「珪藻の世界」を分かりやすくおもしろく、
マニアックに説明しているページがたくさんあるので、
ぜひ検索してみてください。ミクロの宇宙の世界が広がりますよ~。
珪藻の殻には、無数の1ミクロン(0.01mm)にも満たない小さな孔(あな)があり、
その孔が、有害物質を吸着したり、湿気を吸放したりする機能をもっています。
珪藻土は、その特性(強い吸着性と不燃性(なんと融点1250℃)により、日本でも七輪の材料に使われていたり、世界の国々でも、古くから利用されてきましたが、
今も、人体にも安全な素材として、建材に留まらず様々な用途が開発されているようです。
調湿性の高い自然素材として、広く活用されてる木炭の孔の大きさは、
数ミクロン~数十ミクロンだそうです。
つくらしで使用している珪藻土の孔は、1ミクロンにも満たない、
もっと細かい孔が無数にあることで、木炭よりもさらに高い調湿性を誇ります。
そんな、人間界にお役立ちの珪藻土ですが、
珪藻土だけだと、壁材として固まることができないそうです。
固めるための素材が、
”珪藻土の天然の力を活かすかどうか”の要を握っている様です。
結論を書いてしまうと、つくらしで厳選し、使用している珪藻土は、
自然素材である「消石灰」で固められています。
そして、消石灰で固めることによって、ますます、人の体に優しい、強いパワーを持つことになります。
では、消石灰って何でしょうか?
「聞いたことあるし、知ってる感じだけど何だっけ?」
と思われる方(私でした。)も、「知っとるし!」という方も、
次の記事「珪藻土② 消石灰って何?」を読んでみてください。
つくらしの珪藻土壁の、素晴らしい天然パワーの秘密が分かりますよ~♪