室内の美味しい空気は何で決まる?キーポイントは「床材」!
2021.05.27 | つくらし |
前回、「おいしい空気の家って? 家の空気は内装でつくられる! 呼吸は大切♪」 で、空気と内装材の大切さについて、書きました。
今回は、内装材の中でも、壁や天井に比べて、室内空気にもっとも影響を及ぼす「床材」の大切さを確認させていただきます♪
室内では、床からの空気が人体に最も吸入されていることが、ある実験で証明されています。
「静穏室内における個別汚染源の人体吸入空気汚染への寄与に関するCFD解析(2001)」より、 下の図をご覧ください 。↓↓
床からの人体への吸入の割合は、立っている状態で、53%。
寝ている状態だとなんと73%!
床材って、とても大切なのですね。。
健康のことを考えると、室内空気への影響が高い順に素材にこだわるのが正解なのかもしれません。
「呼吸は大切♪」と前回ブログでも書きましたが、赤ちゃんや子どもたち、ペット達は、背丈が低く、生活の範囲が床にとても近いです。
子どもの場合、体重1㎏に対する酸素の消費量が大人の2倍となります。そのため呼吸から受ける影響も大人の2倍になるといえるのです。
さらに、有害な物質は床付近に滞留するといわれています。。
こうしてみると、子どもたちが過ごす部屋、皆が寝る部屋などは、床材をきちんと選ぶことがとても大切に思えます。
ふくろうは安全性に加え、地産地消の観点から厳選した
福岡県産の耳納杉無垢床材を使用しております。
また、畳には「佐野畳屋」さんの、熊本県産い草を用いた本畳を使用しております。(物件により異なる場合があります)
耳納杉の無垢床材、佐野畳屋さんの本畳は共に、天然素材で時間をかけて丁寧に仕上げて下さっており、もちろんVOCを放出するような化学物質は使用しておりません。
時間や手間をかけて仕上げられた「つくらし」の内装材には、その素材がもっている特性が存分に活かされているように感じます。
毎日を暮らす住まいの空間に、有害物質が「放出されない」ことはとても大きなことです。それは室内のきれいで美味しい空気の第一条件といっても過言ではありません。
さらに、肌触りの良さや、自然の良い香りは、五感を通してリラックス効果がとても高く、寝室であれば、睡眠の質にも大きく影響するのではないでしょうか。
睡眠の質は、身体の免疫力にも影響します♪
毎日の健康は私たちが摂取するものからつくられます。
食べ物・飲み物に比べても一番摂取量が多い「空気」。
その中でも、一番摂取する「室内の空気」。
「室内の空気」に最も影響する「床」。
お部屋の空気を健やかにし、家族の健康を守る。
もちろん「食」や「水」も大切ですが、
こちらは毎日ある程度、自分で選ぶことができるもの。
室内の空気=「床材」を選ぶのは、、、、とても限られた機会ではないでしょうか。
前回も書きましたが、
「食べ物や飲み物」は、体内に入った後肝臓でろ過されて血中へと流れていきますが、
「空気」は、体内に入った後、肺胞から直接血中へ流れていき、全身を巡ります。
空気の質は、食べ物や飲み物以上に、本当は体に影響しているのかもしれません。
皆さまの大切な住まいを考える、一生に何度もない貴重な機会に、
きれいで美味しい空気のこと、「つくらし」のことを、
少しでも思い出していただけると、私たちはとても嬉しいです♪